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2026.10.07
雪国の家は「雪をどうするか」から考える。十日町・長岡でSE構法を採用した耐雪住宅に取り組む皐工務店
雪国で家を建てるなら、「雪下ろしをどうするか」まで考えていますか?
冬になると、朝起きて雪の量を確認する。
車を出すために雪をよけ、玄関までの道をつくる。さらに屋根に雪が積もれば、雪下ろしも必要になります。
新潟県十日町市や長岡市など、雪の多い地域で暮らすなら、これから家を建てるときに考えておきたいのが、
「この先、毎年の雪下ろしをどうする?」ということです。
屋根から雪を落とす場合は、落とした雪をどこに置くのかも考えなければなりません。
隣家との距離や駐車場の位置によっては、雪を落とすこと自体が難しいケースもあります。
一方で、雪を屋根から落とさず、積もることを前提に建物を計画する「耐雪住宅」という考え方もあります。
新潟県十日町市の皐工務店株式会社は、SE構法を採用した耐雪住宅に取り組んでおり、
「耐震等級3×耐雪3m×木造3階建て」を特徴として紹介しています。
では、雪を落とさない家にすると、土地の使い方や間取りはどう変わるのでしょうか。
この記事では、十日町・長岡で家を建てる人が知っておきたい、「雪と家の考え方」を皐工務店の実例とともに紹介します。
SE構法とは?|木造住宅の構造を数値で検討
SE構法は、株式会社エヌ・シー・エヌが提供する木造建築の構法です。
強度の高い集成材と専用の「SE金物」で骨組みをつくり、全棟で許容応力度等計算を行うことが特徴です。
また、鉄骨造やRC造で使われるラーメン構造の考え方を木造住宅に取り入れており、柱や壁を減らした大空間や大開口にも対応しやすい構造とされています。
① 集成材と専用金物を使う
強度が確保された構造用集成材を使用し、専用のSE金物で接合します。
② 1棟ごとに許容応力度等計算を行う
建物にかかる荷重を計算し、部材や構造がその力に耐えられるかを確認します。SE構法では、全棟で許容応力度等計算を行っています。
③ 大空間や大開口に対応しやすい
柱や壁に頼りすぎず、骨組みで建物を支える構造によって、開放感のある間取りや大きな開口などをつくりやすいことも特徴です。
皐工務店はどんな工務店?
皐工務店株式会社は、新潟県十日町市上野甲1081に本社を置く建設会社です。
NCNの掲載情報では、設立は2003年。SE構法の登録店として掲載されています。
皐工務店の家づくりを知るうえで、まず押さえておきたいのが次の点です。
- SE構法を採用した住宅を手がけている
- NCNでは「耐震等級3×耐雪3m×木造3階建て」を特徴として紹介
- 大規模建築・5階建てまで可能
- 十日町市を拠点にしている
- 長岡市など中越エリアでも住宅を計画している
- 狭小地での3階建て住宅にも取り組んでいる
皐工務店がSE構法の登録店になったのは2011年です。
代表の澤口氏は、その理由を「自社ならではの耐雪住宅をつくりたい」という考えから説明しています。
なぜ皐工務店はSE構法を耐雪住宅に取り入れたのか
皐工務店がSE構法を取り入れた背景には、十日町の雪があります。
代表インタビューでは、十日町市について、平年でも最深積雪が2mを超えることが珍しくない豪雪地帯として紹介されています。
2021年1月10日には、十日町試験地で積雪深278cmを記録しました。
こうした地域では、屋根に積もる雪の重量を建物の構造と切り離して考えることはできません。
澤口氏は、SE構法について、積雪による荷重と地震による荷重の両方を考慮できることを耐雪住宅に取り入れる理由として説明しています。
皐工務店では、こうした考え方から、雪が積もることを前提にした耐雪住宅に取り組んできました。
「耐雪3m」は何を意味する?
NCNの皐工務店の登録店情報では、
「耐震等級3×耐雪3m×木造3階建て」
が特徴として紹介されています
ただし、「耐雪3m」という表記だけで、自分の建築予定地も一律に3mの積雪に対応できると判断するのではなく、
建築予定地の積雪条件や建物の形状、構造、屋根などを個別に確認することが必要です。
雪国で住宅会社を比較するときは、数字だけでなく、その土地でどのような構造計画をするのかまで確認しておきたいところです。
代表自身の自宅もSE構法による耐雪住宅
皐工務店の代表・澤口氏自身の自宅も、SE構法による耐雪住宅です。
NCNのインタビューによると、ビルトインガレージを備え、皐工務店の標準としている発泡断熱材を使用した、高気密・高断熱の住宅として計画されています。
取材では、実際に利用したお客様から、
「費用以上に工法がすごく良い」
「社長の対応が丁寧」
という声も寄せられています。
16坪の土地・隣地約30cm。長岡市で計画された木造3階建て
長岡市では、16坪の敷地、隣地との距離約30cmという条件で、SE構法による木造3階建てのモデルハウスが計画されていました。
敷地内に雪を落とすことが難しいため、雪を屋根に載せる耐雪住宅という考え方を採用し、
- 木造3階建て
- ビルトインガレージ
- 屋上テラス
を組み合わせる計画でした。
なお、このモデルハウスは2021年の取材時点での計画です。現在の公開状況とは分けて考える必要があります。
皐工務店にはどんな住宅・工法の選択肢がある?
皐工務店の公式サイトでは、es-frame、VARY'S、comorebi、Air断が案内されています。
それぞれの位置づけは異なります。
VARY'S|家とインテリアを一緒に考える
VARY'Sは、住宅だけでなく、家具やインテリアまで含めて住まいを考えるスタイルです。
カーテンや照明、インテリア、暮らしに関わるアイテムなども含め、インテリアコーディネーターと一緒に住まいをつくっていきます。
「家を建てた後に家具を考える」のではなく、家そのものと暮らしの道具を一緒に考えたい人に向いた選択肢です。
comorebi|暮らし方から考える住宅
comorebiも、皐工務店が扱う住宅の選択肢の一つです。
住宅の性能だけでなく、そこでどのように暮らすのかを考えながら、自分たちに合った住まいを検討できます。
Air断|断熱工法という選択肢
Air断は住宅商品そのものではなく、「新しい断熱工法」として提供されているものです。
皐工務店もAir断の施工店として登録されています。
住宅商品と工法は同じものではないため、「どの商品にするか」と「どのような工法・性能にするか」は分けて考えると整理しやすくなります。
皐工務店の住宅価格は?|取材時点では2,500万円前後
住宅価格について、今回の取材情報では、住宅価格は2,500万円前後でした。
この金額が土地を含めた総額とは限りません。
実際の費用を確認するときは、
- 建物本体
- 付帯工事
- 設備
- 土地関連費用
- オプション・追加工事
など、どこまで含まれている金額なのかを確認する必要があります。
古い価格情報だけを見て予算を決めるのではなく、現在希望している土地や建物の条件で、どの程度の費用になるのかを確認することが大切です。
皐工務店の対応エリアは?
本社は新潟県十日町市にあります。
今回の取材情報では、対応エリアとして、
長岡市・小千谷市・十日町市・津南町・南魚沼市・湯沢町
が案内されています。
雪国で工務店を比較するときに見る5つのこと
雪の多い地域で住宅会社を比較するなら、次の5点を確認しておくと、住宅計画の違いが見えやすくなります。
① 建築予定地では、どの程度の積雪を想定する?
「雪が多い地域」というだけでなく、実際の建築予定地でどの程度の積雪条件を想定するのかを確認します。
② 屋根の雪をどう扱う?
屋根から雪を落とすのか、雪が積もった状態を前提に建物を計画するのか。
特に隣地との距離が近い土地では、雪を落とす場所も土地利用に関わります。
③ 雪が載った状態で、地震をどう考える?
雪の荷重だけでなく、地震時の構造についても確認します。
皐工務店の代表インタビューでは、積雪による荷重と地震による荷重の両方を考慮する考え方が紹介されています。
④ 住宅価格には何が含まれる?
2,500万円前後という価格だけでは、最終的な総額は判断できません。
建物本体、付帯工事、設備、土地、追加工事など、どこまで含まれているのかを確認します。
⑤ 狭小地・変形地でも計画できる?
土地が限られている場合、住宅の大きさだけでなく、駐車スペース、雪の処理、隣地との距離も関係します。
皐工務店では、2021年の取材時点で、16坪・隣地約30cmの敷地に木造3階建てを計画した事例があります。
皐工務店に相談するなら、まず「雪・土地・予算」を伝える
皐工務店には、SE構法、耐雪住宅、3階建て、VARY'S、Air断などの選択肢があります。
住宅計画を考えるときは、まず、
- どこに建てるのか。
- その土地で雪をどう扱うのか。
- 住宅にかけられる予算はいくらなのか。
この3つを整理しておくと、相談する内容も具体的になります。
資料請求や相談から、自分の土地・雪の条件・予算でどのような住宅計画が可能なのかを確認する方法もあります。
まとめ|雪国の家づくりは、土地と構造を一緒に考える
皐工務店株式会社は、新潟県十日町市を拠点に、SE構法を採用した耐雪住宅に取り組んできた建設会社です。
特に具体的なのが、
積雪深278cmを記録する十日町での耐雪住宅への取り組み
代表自身がSE構法で建てた耐雪住宅
16坪・隣地約30cmの敷地に計画した木造3階建て
という3つです。
十日町・長岡など雪の多い地域で家を建てるなら、建築予定地の雪や土地条件、予算を整理したうえで、構造や住宅の選択肢を比較してみることが大切です。
「自分の土地ではどんな家づくりができるのか」「どのくらいの費用になるのか」など、
具体的な条件で確認したい方は、まずは皐工務店に相談してみてはいかがでしょうか。
資料請求からでも相談できるため、これから家づくりを考え始める方も、まずは自分の条件を伝えてみるところから始められます。
よくある質問
雪を屋根に載せる住宅と、雪を落とす住宅は何が違いますか?
雪を落とす住宅では、落とした雪をどこに置くかまで土地条件と合わせて考える必要があります。雪を載せる耐雪住宅では、雪の荷重を前提に建物の構造を計画します。皐工務店は後者の住宅づくりに取り組んできました。
SE構法とは何ですか?
木造住宅でも、建物の強さを計算しながら設計するための構法です。
木材と専用の金物を組み合わせ、建物にどのくらい力がかかるのかを計算したうえで、必要な強度を確保します。
そのため、大きな窓や広いリビングなど、柱や壁を減らした間取りにも対応しやすいことが特徴です。
「耐雪3m」とは何ですか?
「耐震等級3×耐雪3m×木造3階建て」を特徴として紹介されています。
具体的な積雪条件や構造計画については、建築予定地を前提に確認する必要があります
皐工務店の住宅価格はいくらくらいですか?
今回の取材情報では、2,500万円前後でした。建物の大きさや仕様、設備、付帯工事などによって変わるため、実際の費用は個別に確認が必要です。
皐工務店の対応エリアはどこですか?
今回の取材情報では、長岡市・小千谷市・十日町市・津南町・南魚沼市・湯沢町が対応エリアとして案内されています。
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